Ubuntu運用ノート|起動が遅くなったときに切り分けた順番
Ubuntuを使っていて、ある日ふと
「起動が明らかに遅い」 と感じることがあります。
エラーが出るわけでもなく、
最終的には起動する。
ただ、以前より時間がかかる。
今回は、そういう状況で
実際にどんな順番で切り分けたか を記録します。
最初にやらなかったこと
この時点で、次のことはしませんでした。
- systemd の設定をいきなり触る
- 不要そうなサービスを片っ端から止める
- 高速化コマンドを試す
「速くする」より先に、
遅くなった理由を知る ことを優先しました。
① 本当に「起動」だけが遅いのか
まず確認したのは、範囲です。
- 電源ONからログイン画面まで
- ログイン後のデスクトップ表示
- アプリ起動も含めて遅いのか
結果として、
ログイン後は普通 ということが分かりました。
② 直前に何を変えたかを思い出す
次にやったのは、操作履歴の整理です。
- アップデートをしたか
- 新しいアプリを入れたか
- 設定を変えた記憶はあるか
はっきりした心当たりはなく、
「何かを入れた覚えはない」という状態でした。
③ 数値を見て比較する
感覚だけで判断しないために、
起動時間を確認しました。
systemd-analyze
以前の値と比べて、
確かに起動時間が伸びていることが分かりました。
④ サービス単位で“重そうな場所”を見る
詳細までは踏み込まず、
重そうな候補だけ を確認しました。
systemd-analyze blame
すべてを理解しようとはせず、
「目立って時間が長いもの」だけを見る意識です。
今回の判断
今回のケースでは、
- 致命的な遅延ではない
- 毎回同じ程度で止まる
- 業務への影響は限定的
という理由から、
無理に手を入れず様子を見る 判断をしました。
設定を変えて速くなっても、
安定性が下がる可能性を優先しませんでした。
今回の学び
- 遅くなった=すぐ直す、ではない
- 範囲を切り分けると焦らなくて済む
- 数値を見ると冷静になれる
- 触らない判断も立派な運用
この回も、
「どう直したか」より「どう判断したか」 を残しています。
この記事は、
Ubuntu運用ノートとしての実体験ログです。
同じ症状でも、最適な判断は環境によって変わります。
あくまで参考として読んでもらえたらと思います。


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