便利になるほど不安が増える理由
昔より、今のほうがずっと便利だ。
調べものは一瞬でできるし、連絡もすぐにつく。
それなのに、
なぜか不安は減っていない。
むしろ、
便利になるほど不安が増えているように感じることすらある。
便利=安心、ではない
便利になると、
「できること」は確実に増える。
- すぐ調べられる
- すぐ比べられる
- すぐ確認できる
でも同時に、
考えなくてもいいことまで見えるようになる。
見えなくてよかったものが見える
便利になる前は、
- 知らなくて済んだ情報
- 比べなくて済んだ選択肢
- 気にしなくて済んだ他人の状況
が、自然と遮断されていた。
今は違う。
放っておいても、
情報が勝手に目に入ってくる。
「選べる」ことの重さ
選択肢が増えると、
自由になったように感じる。
でも実際には、
- 間違えたらどうしよう
- もっと良い選択があったのでは
- 自分の判断は正しかったのか
と、選んだ後の不安が生まれる。
便利さは、
判断の責任を個人に戻してくる。
正解が近づくほど、不安になる
便利になると、
「正解」に近づきやすくなる。
でも、
- 正解が見える
- 正解が多すぎる
- 正解が状況で変わる
こうなると、
どれを信じていいのか分からなくなる。
正解が遠いときは、
悩みようがなかった。
不安が増えたのではなく、可視化された
不安そのものが増えたというより、
見えなかった不安が見えるようになった。
- 比較
- 評価
- 選択
- 判断
便利な仕組みは、
これらを一気に表に引きずり出す。
便利さは悪者ではない
誤解しがちだけど、
便利さ自体が悪いわけではない。
ただ、
- 便利=楽
- 便利=安心
とは限らない、というだけ。
仕組みを知っていると距離が取れる
便利な仕組みは、
人を助けるために作られている。
でも、
人の不安まで消す設計にはなっていない。
そういう前提を知っているだけで、
「不安になる自分」を責めずに済む。
このカテゴリでは、
そんな仕組みの話を続けていく。


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