「動いている」と「正しい」の違い
システムの現場では、
「一応動いています」
という言葉をよく耳にします。
しかし、
動いていることと、正しいことは同じではありません。
結論から言うと、
「動いている」とは処理が止まっていない状態であり、
「正しい」とは期待した結果になっている状態です。
「動いている」状態とは何か
「動いている」とは、
- エラーが出ていない
- 処理が途中で止まっていない
- 画面やレスポンスが返ってくる
といった状態を指します。
この段階では、
システムは最低限の条件を満たしています。
「正しい」状態とは何か
一方で「正しい」とは、
- 業務ルールに合っている
- 想定したデータになっている
- 期待した結果が得られている
状態を指します。
見た目が動いていても、
結果が間違っていれば正しくありません。
なぜズレが起きるのか
動いているのに正しくない原因として、
- 条件の解釈違い
- データの前提違い
- 業務ルールの変更
などがあります。
これらは、
エラーを出さずに処理を進めてしまうことがあります。
テストと確認の役割
テストの役割は、
「動くかどうか」だけを確認することではありません。
- 正しい結果になっているか
- 想定外のケースでも問題ないか
を確認することが重要です。
ログやデータを見る意味
正しさを確認するには、
- ログ
- 出力されたデータ
を見る必要があります。
画面だけを見ていると、
ズレに気づけないこともあります。
運用で起きやすい問題
運用では、
- とりあえず動いているから問題ない
- エラーが出ていないから大丈夫
と判断してしまいがちです。
しかしこの判断が、
後から大きな問題につながることもあります。
まとめ
「動いている」と「正しい」は別物です。
- 動いている:処理が進んでいる状態
- 正しい:期待した結果になっている状態
この違いを意識することで、
トラブルの見え方が大きく変わります。
これで
よくある誤解と整理
の章は完了です。


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