ポートとは何のためにあるのか
ネットワークの説明で、
IPアドレスの次によく出てくる言葉が「ポート」です。
IPアドレスは何となく「住所」というイメージがあっても、
ポートについては曖昧なまま使われていることが少なくありません。
結論から言うと、
ポートとは「同じ相手の中で、どの処理・サービスに届けるかを区別するための番号」です。
IPアドレスだけでは足りない理由
IPアドレスは、
「どの機器に送るか」を特定するためのものです。
しかし1台の機器の中では、
- Webサーバー
- メール
- データベース
- アプリケーション
など、複数の処理が同時に動いています。
IPアドレスだけでは、
どの処理に届ければよいか分かりません。
そこで必要になるのがポートです。
ポートは「入口」を表している
ポートはよく、
「建物の中の部屋番号」や「受付窓口」に例えられます。
- IPアドレス:建物の住所
- ポート番号:どの部屋・窓口か
という関係です。
この組み合わせによって、
通信の届け先が正確に決まります。
ポート番号は数字で決まっている
ポートは、
0〜65535までの数字で表されます。
その中には、
- よく使われる番号
- 予約されている番号
があります。
たとえば、
Web通信でよく使われる番号があるのも、
この仕組みがあるからです。
ポートと処理の関係
ポート自体は、
何かを処理しているわけではありません。
- データを受け取る
- 対応する処理に渡す
という「振り分け」の役割を担っています。
どのポートで待ち受けるかは、
処理やサービス側が決めます。
同時通信を支える仕組み
ポートがあることで、
- 同じ相手と
- 同時に
- 複数の通信
を行うことができます。
IPアドレスだけでは実現できない、
同時通信を可能にする重要な仕組みです。
内部と外部での使われ方
ポートは、
- 内部ネットワーク
- 外部ネットワーク
のどちらでも使われます。
ただし、
外部からアクセスできるかどうかは、
別の仕組みで制御されることが多くなります。
まとめ
ポートとは、
- 同じ機器の中で処理を区別する番号
- 通信の届け先を細かく指定する仕組み
- 同時通信を成立させるための要素
です。
この理解があると、
次に学ぶ
「TCPとUDPの違い」
が、より整理された形で理解できるようになります。


コメント