開発手法の話になると、
「ウォーターフォールか、アジャイルか」という
二者択一で語られがちです。
しかし応用情報技術者試験では、
この2つを対立する思想としてではなく、
使い分ける考え方として理解しているかが問われます。
この回では、
ウォーターフォールとアジャイルが
なぜ対立概念ではないのかを、
応用情報視点で整理します。
ウォーターフォールの本質
ウォーターフォールは、
全体を先に定義し、順序立てて進める考え方です。
- 要件を固めてから作る
- 変更を前提にしない
- 管理と説明を重視する
応用情報では、
「計画性」と「説明可能性」を
重視する場面で有効な手法として扱われます。
アジャイルの本質
アジャイルは、
変化を前提にしながら進める考え方です。
- 小さく作って試す
- 途中で方向修正する
- 利用者の反応を重視する
こちらは、
不確実性が高い状況で
力を発揮する思想です。
なぜ対立させると失敗するのか
この2つを対立させると、
- 計画が甘くなる
- 変更に耐えられなくなる
- 現場と管理が分断される
といった問題が起きます。
応用情報では、
どちらか一方を絶対視すること自体が
リスクであると示唆しています。
応用情報での典型的な出題意図
午後問題では、
- 要件が固まっていないのに
厳密な計画を立てている - 変更管理がないまま
作り続けている
といった不整合が、
問題点として描かれます。
ここで、
手法の選択ミスに気づけるかが
問われます。
実務での使い分け
実務では、
- 全体計画:ウォーターフォール的
- 実装・改善:アジャイル的
といった組み合わせが
よく使われます。
応用情報は、
この現実的な折衷を
理解しているかを見ています。
まとめ
- ウォーターフォールは計画重視
- アジャイルは変化対応重視
- 応用情報は使い分け思考を問う
開発手法を見るときは、
「何が不確実なのか」
を基準に選ぶことが重要です。
次回予告
次回は、
「テストは『バグを見つける作業』ではない」
を扱います。
開発・運用編をさらに深掘りします。


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