すべてを自動化する必要はない
Pythonで自動化ができるようになると、
「これも任せられるのでは?」
と思う場面が増えてきます。
ですが、
自動化できることと、任せていいことは同じではありません。
この回では、
Pythonに任せていい作業と、
人が残すべき作業の境界線を整理します。
Pythonに任せていい作業
Pythonに向いているのは、
次のような作業です。
- ルールがはっきりしている
- 毎回同じ判断をしている
- 間違えると困るが、判断は単純
たとえば、
- 決まった条件で行を削除する
- 同じ形式でファイル名を変更する
- 数値を集計して一覧にする
こうした作業は、
人よりPythonの方が安定して行えます。
人が残したほうがいい作業
一方で、
次のような作業は
無理に自動化しない方が安全です。
- 状況によって判断が変わる
- 正解が一つに決まらない
- 失敗したときの影響が大きい
「なんとなく違和感がある」
「今回は例外かもしれない」
こうした感覚は、
今のPythonには扱えません。
境界線を引くという考え方
自動化で大切なのは、
全部任せるかどうか ではなく、
- ここまではPython
- ここから先は人
という 分担を決めること です。
たとえば、
- データの準備まではPython
- 最終確認は人
といった形でも、
十分に効果があります。
任せすぎると起きること
任せすぎると、
- なぜその結果になったか分からない
- 異常に気づけない
- 修正が遅れる
といった問題が起きます。
自動化は、
人の代わりになること ではなく、
人を助けること が目的です。
まとめ
Pythonに任せていい作業の条件は、
- 判断基準が言葉にできる
- 例外が少ない
- 失敗しても戻せる
この3つです。
自動化は、
Pythonと人の役割分担を
考えるところから始まります。


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