書きやすさだけでは足りない
Pythonは「書きやすい言語」と言われます。
ですが、書きやすいだけの言語では、
安心して使い続けることはできません。
Pythonは、
書きやすさと安全性の両立
を意識して設計されています。
書きやすさがもたらすもの
書きやすさとは、
- すぐ試せる
- 途中まで書ける
- 考えながら進められる
という性質です。
total = 0
total += price
このようなコードも、
細かい準備をせずに書けます。
これは、
思考を止めないための設計
です。
安全性がもたらすもの
一方でPythonは、
危険な状態をそのまま通しません。
total = "0"
total += price
この場合、Pythonは止まります。
文字列と数値は足せない
という、
明確な理由付きでです。
どちらか一方に寄らない理由
もし書きやすさだけを優先すると、
- 間違った結果に気づけない
- 問題が後から表面化する
可能性が高くなります。
逆に、安全性だけを優先すると、
- 試す前に準備が必要
- 思考が細切れになる
といった不便さが出ます。
Pythonは、
このどちらにも寄りすぎない位置を選びました。
Pythonの選んだ立ち位置
Pythonは、
- 書くときは自由
- 危険になったら止まる
という振る舞いをします。
これは、
人が考えるペースを尊重しつつ、
壊れる前に止める
というバランスです。
まとめ
Pythonが使いやすい理由は、
- 書きやすいから
でも - 厳しいから
でもなく
書きやすさと安全性の間を、
ちょうどよく歩いているから
です。
このバランス感覚こそが、
Pythonが長く使われている理由の一つです。


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